(準備編1) Poor AsukaⅡ

同行者に、「次はル・ソレアル乗船記を書く」と伝えたところ、「Poor AsukaⅡ」と言われました。

実は、今現在書いていない乗船記が4本あって、飛鳥Ⅱが2本(2014、2015)、ル・ソレアルとコスタです。
あまりにも、後回しにされる飛鳥Ⅱが「そんなにほっておくと、飛鳥Ⅱが他の船より悪いと思われる。かわいそうだ」ということを、エレノア・ルーズベルトの「Poor Niagara」にかけて、言ったみたいです。
(まあこっちは、実際にイグアスの滝がよかったからの言葉ですが…)
同行者は、飛鳥Ⅱはいいのに、わたしがブログを書かないのがひどいといいたいらしい。

でも、忘れる前にル・ソレアルを書きたいので、飛鳥Ⅱには大変申し訳ないのですが、次はル・ソレアル乗船記を書きます!

さて、ル・ソレアルのデータです。

LE SOREAL（ル・ソレアル）
総トン数：10,700トン、全長142ｍ、全幅18ｍ、船客定員：246名、クルー：140名
キャビン数：132室（そのうち125室が海側ベランダ付）
就航：2013年

飛鳥Ⅱの総トン数が、50,142トンなので、1/5よりちょっと大きいくらいです。
小さい船のため、小さい港にも入れるし、小回りがききます。



これは、実際にイルカの群れに遭遇し、小一時間くらいル・ソレアルはイルカを追っかけまわしていたときの写真です。
（たぶん、キャプテンの遊び心だと思う）

ル・ソレアル乗船記始まります。


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（準備編2）価格変動制ということ

わたし達が予約したのは、次のクルーズになります。

京都舞鶴～大阪8泊
出港日： 2016年4月30日（土）発
料金：2,480ユーロ（海側窓付き）～7,260ユーロ（オーナーズ・スイート）
コース：京都舞鶴～境港～釜山～長崎～鹿児島～宇和島～広島～宇野～大阪
★4/30 は日本人コーディネーター乗船

ル・ソレアルは、3デッキが海にものすごく近いとのことだったので、3デッキのベランダを予約しました。
予約したのは2015年2月20日なので、なんと1年2ヵ月以上前に予約したことになります。
早期割引料金で、当時一人、2960ユーロ。予約金は1ユーロ＝141円くらいで支払いました。

そして、2015年6月半ば、まだ乗船まで1年近くあるのに、ポナン（船会社）から割引価格がでました。
この時点で、早期割引料金は終わっており、わたし達が予約した部屋も2,960ユーロ→3,490ユーロと500ユーロ近く値上がりしていました。



しかしこの3日間は、1割引。
ただ1割引きしても、早期割引価格までは届いていません。

その後、どんどん部屋が埋まってきて、2016年1月には…



ほとんどの部屋が埋まってしまい、残っている5デッキのキャビンが値引き販売されました。
もうこのまま埋まってしまうのかな？と思っていると…

クルプラから、日本円でのツアーが出ました。



実はこのツアー、京都駅から舞鶴までのバス代も入っています。
ユーロに換算すると、3300ユーロくらいで京都駅からの交通費まで含めてル・ソレアルに乗れるという、けっこういいツアーでした。
しかも添乗員付き。
ウィークエンド割引とまではいきませんが、かなり割引されています。



そして、3月末には、空きがでれば、その都度割引料金を出して埋めるという感じになりました。
まあ、最初に予約した時の早期割引には全部届きませんでしたが、ル・ソレアルの場合、早めの予約がいい。もし出遅れたら、安くなるのを待つというのがいいかもしれません。
（ただ早期割引料金の設定がない場合は、安くなるのを待った方がいい気がします。あくまでもわたしの感想ですが…）


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（準備編3）二の足を踏む

2016年4月に入り、ゴールデンウィークの休みも職場の人に根回しし、さて少しずつ準備に取り掛かろう。という時、旅行の可否にかかわるような大事件がおきました。

平成二十八年熊本地震です。

幸いなことに、わたし達の住居はなにごともなく、お互いの実家も大した被害はありませんでした。
だからと言って、職場にも「予定通り旅行に行きます」とは言えず、また公共交通機関もいつ復旧するかわからない状況です。
余震はいつまでも続くし、やはりこんな時に旅行は無理かな。と諦めムードになっていました。

ポナンのキャンセル規定は、予約日から91日前までは10％。
90日から61日前までは25％。
60日から46日前までは50％。
45日から31日前までは75％。
30日前からは100％となっています。

地震が起きたのが、4月14日だったので、すでにキャンセル料100％の時期に入っていました。
ぎりぎりまで考えようと、余震がおさまるのを待ちます。
（キャンセル料をカバーする保険には入っていませんでした）

そして旅行の1週間前、上司から「旅行は行かないの？」と聞かれ、「行けたら行きたいと思っています」
「もう大丈夫だから行っておいでよ」
との言葉をもらい、改めて職場の同僚に根回し開始。
無事行けることとなりました。

公共交通機関も、少しずつ復旧してきており、4月27日くらいに新幹線も一部区間を除き運転再開。
どうにか、元の予定通り出発できそうな感じ。

ちなみに、今回は4月29日も祝日のため京都で前泊し、ゆっくり舞鶴に向かう予定です。
だから多少新幹線が遅れても大丈夫なので、あまり心配せずに行けそうです。


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（準備編4）ホテルと新幹線

準備編も今回で最後です。
今回は、船以外の予約について書きます。

まずホテル。
4月29日から出発し、京都で前泊するつもりですので、京都のホテルを予約する必要がありました。
でも最近、大阪・京都は観光客に人気で、予約が取りにくいという噂も。

そのため、なんと旅行の4ヶ月以上前、12月15日に予約しました。
京都駅前の大浴場付のビジネスホテル、朝食付きで一人6,500円。

ル・ソレアルにはシャワーしかないので、船に乗る前にゆっくりお風呂に浸かりたい…

次に新幹線です。
京都まで飛行機と新幹線、どちらがいいか悩みましたが、圧倒的に楽なのは新幹線。
家からタクシーで駅に行き、乗ったら（乗り継ぎはありますが）京都駅まで連れて行ってくれます。

新幹線だと、やはりスーパー早得きっぷでしょう。
ＪＲ西日本では、九州からの便のスーパー早得きっぷも販売しています。
席数は限られ、しかも片道でしか購入できませんが、ものすごい値引き率です。

ただ、乗車日の30日前から、ネットでの購入限定のため、その時間パソコンにへばりついている必要があります。
そのため、行きのきっぷはわたしが予約し、帰りの切符は同行者が予約することに。
（行きは3月30日に予約、帰りの分は4月8日に予約するため）

と、ここまで準備を進めたあと、ゴールデンウィーク近くになってから、残りの予約をしようと思っていました。
各寄港地での観光のためのレンタカーや、京都で舞妓さんになって写真を撮ろうと思っていたのに～

結局、行けるかどうかわからない状況になったため、残りの予約はしないまま、ゴールデンウィークがやってきました。
（行けるって決まってから、予約すればよかったのですが、すでに頭にありませんでした…）


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(京都編1) 逃げるように疎開先(ル・ソレアル)へ

今朝は朝3時に目が覚めてしまいました。
毎回言ってるけど、楽しみすぎて寝ていられないんです。

準備編ではさらっと書きましたが、今回の旅行は二人ともかなり迷いました。
落ち着いてきたとはいえ、余震が続く中、10日間も家を空けていいものか。
子どもはじじばばが預かってくれ、しかも連休中はハウステンボスに2泊3日で行くと逆に喜んでいます。

ある意味、これも「疎開」だよね。
と、リフレッシュしに行くのに、言い訳して自分たちを納得させました。

今回の旅行は、ポナンの日本代理店のマーキュリートラベル利用です。
外国船なのに、クロネコヤマトの送り状が届き、無事5日前にスーツケースを発送しました。
(準備する時間があまりなく、中身は適当にそのへんの服を入れました)

ただし、クロネコの人に、「届かないかもしれない」と言われ、かなり不安に。
明日、舞鶴港に行くのが楽しみだなあ。というか、どきどきだなあ。
スーツケース、届いているといいけど。

乗船前からハラハラ・ドキドキする旅行の始まりです。
まずは、熊本駅へ。
実は、まだ熊本駅より北しか、新幹線が復旧していません。

しかも２日前に緑の窓口に相談に行くと、わたし達の予約した便が動くかも未定とのこと。
本来、スーパー早得きっぷは他の便への変更不可、キャンセル不可なのですが、今回は別の便に乗ってもいいし、キャンセルも受け付けると言われました。



熊本駅に到着。
熊本駅は、いつの間にか「くまモン駅」になっていたのですね…
さて、わたし達の乗る予定の新幹線は動いているのでしょうか。


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（京都編2）オール自由席

（熊本駅のオブジェ）

平成28年4月末現在、ＪＲのダイヤはまだ安定しておらず、当日の5時に一日分のダイヤを発表することになっていました。
さて、わたし達が乗る新幹線は…



走っていました。
博多までは、「さくら」で行きます。
ただ、出発が3分早くなっています。

博多までは「全席自由席」という設定になっていましたが、どうせがらがらなので問題なし。
（一応車内アナウンスで、「指定席の人には、席をお譲りください」と言っていました）
わたし達も指定席を取っていましたが、自由席に座りました。

駅の売店で購入した、ビール＆チューハイで乾杯です。



乾杯すると、（旅が始まった…）って気分になります。



発車後すぐ、熊本城が見えました。
瓦が落ちてるのが新幹線からも見えます。
でもわたし達は、余震の心配がない場所へこれから行くのです。

博多までの旅で問題だったのは、車内販売がなかったこと。
熊本駅で積み込めないんでしょうね。
１時間程度なので、がまんがまん。



博多からは「のぞみ」に乗り換え。
もちろん車内販売がありました。



ビールとつまみを購入して…



乾杯。



一番前の席だったので、視界に他の人も入らず、座り心地のよい椅子で家呑み状態です。
テレビがあれば、完璧なのに…
これは、ふくのあぶり焼き。

…ここまで食べたり飲んだりして、はっと気づきました。
あまり食べると、お昼ごはんが入らなくなると。

そこでデザートで〆ることに。




岡山のきびだんご。
初めて食べました。
きびだんごってまずいイメージだったのですが、ふつうにおいしかった。

同行者はずっと泊まり込みで仕事をしている状態だったので、おなかいっぱいになったとこでダウン。
わたしは景色を見ていました。
そうこうするうちに、新大阪駅です。


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（京都編3）大阪でお好み焼き

京都編とついていますが、まだ大阪です（笑）
新大阪駅から梅田へ。



もちろん大阪名物お好み焼きを食べに行くのです。
しかもまた前回と同じところ…



だって駅から近いし、おいしいんだもん。
店の外まで並んでいましたが、どうにか昼の営業のラストくらいにお店に入れました。
待ってたおかげで、おなかもいい感じにすいてきて、おいしく食べれそうです。



まずビールで乾杯。
飲みながら、お好み焼きができるのを待ちます。



豚玉。
ブログ書いてて、おなかすいてきちゃった…
今日のお昼ごはんは、お好み焼きにしようっと。



えびポテト。
おいしかった。ごちそうさまでした。

さて、今から京都へ向かいます。
快速で３０分くらいでした。
意外と近い。

京都駅からホテルまでは、徒歩８分。
スマホが案内してくれました。

チェックインして、まず大浴場へ。



これは男風呂。
まだ早い時間なのでがらがら。
ふぅ～。

さて、京都駅のまわりを少し散歩して夕ご飯を食べに行きましょう。
（旅行の時って、食べてばかりですよね…）


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（京都編4）夕食

わたし達の泊まったホテルは、京都駅東口から徒歩8分のホテルです。
地図を見ると、近くに東寺があるみたい。

夕ごはん前に観光に行ってみることに。



なんか、がらがらというか閑散としてる…
よく見るともう入場受付時間は過ぎていました。
今日は外からの観光だけになりました。



明日は朝から有名な五重塔を見なくては！
（高校の修学旅行では見た気がする）
それにしても、旅行計画を立ててないため、時間の有効活用ができてないです。
お恥ずかしい…
実は、お風呂入った後、二人して部屋で爆睡していたのですよ。

しょうがないので、夕ごはんを食べに行きましょう。
めんどくさいので、京都駅（東口）の名店街の中で食事するところを探すことに。
観光客向けの、京都料理も食べれるでしょう。

みやこみちを行ったり来たり、2往復くらいしてやっと決めました。
いち藤。



まず乾杯。
よく考えたら、明日からは日本酒は飲めないだろうから、日本酒を飲むことに。



おちょこを選ばせてくれます。



（多分）京豆腐のさっぱり冷奴



湯葉刺身



（なんかの）定食
もう1本お酒を追加して、飲みながらゆっくり食べました。
おいしかった。
ごちそうさまでした。

店をでると、まだほんのり明るい。
なんだかまっすぐホテルに帰るのが嫌だったので、もう1軒行ってから帰ることに。



マンインザムーン
アイリッシュパブって感じの店でした。



同行者は、スコッチのロック。
わたしは、ベイリーズのロックを。

はぁ、いい感じに酔ってきた…
その後ホテルでテレビを見て寝ました。
おやすみなさい。


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（京都編5）東寺へ

おはようございます。
旅行2日目の朝です。

まず朝ごはん。



エレベーターの中にポスターが貼ってあったので、朝は早起きして惣菜パンを食べようと思っていました。
しかし、起きたのは7時過ぎ…
朝食会場に、総菜パンの姿はありませんでした。

朝食は普通のバイキング形式です。
ただ、人がいっぱい。
中国の方も大勢見かけました。
京都って、国際的な観光地なのね…




ごちそうさまでした。

さて、荷物をフロントへ預けて、東寺観光へ。



今日はすごくいい天気です。
観光日和。



しかも春季特別公開期間で、五重塔の1階に入れたり、宝物館に入れたり、小子房という天皇が年に一度お正月に儀式をする場所も公開されていました。



庭園はきれいだし、祀られている仏像は国宝や重文ばかりで、くらくらしました。
仏像などは撮影禁止のため、目に焼き付けようと思ってましたが、数ヶ月経ったらもう忘れちゃってる…
また見に行かなくちゃ。



五重塔の前の池ですが、真ん中の亀が全く動かないので置物かと思ってました。



5分くらい見ていたら、少し首が動いて、生きてるとわかりました。

って感じで、東寺観光には午前中いっぱいかかり、もうお昼ごはんの時間です。
ホテルに預けていた荷物をピックアップして、京都駅へ。
またも京都駅みやこみちで食べることに。

ラーメン・中華のハマムラ。
麺類とご飯もののセットのお店みたい。

…ということで。



まずビール。



味噌とろろあんかけと炒飯セット。



担担麺と天津飯セット。
いっぱい歩いたのでおなかも空いていました。

ごちそうさま。
さて、少し早いけど、舞鶴へ出発します。
（この時は、本当に、早すぎるかな。って思っていたのです）


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（京都編6）舞鶴は想像以上に遠かった

12時半ごろに食事が終わり、少し早いけど舞鶴へ行くことにしました。
実は、わたし達、今回の旅行ではほとんど下調べをしておらず、すべてでたとこ勝負なのです。
だから、舞鶴って京都からそれほど遠くないと思っていたのです。

スマホでルートを検索してみてびっくり！
京都駅（12：57発）
西舞鶴駅（16：30着）

ぎょえ～。3時間半もかかるの？
よく見てみると、綾部で乗り換えの電車を74分待つことになってる。

ここでかなり迷いました。
ル・ソレアルの乗船開始は、16：00。
最終乗船は17：00なので、間に合うだろうけど、ちょっと危険かもしれない。

もっとよく調べてみると、特急だと15：00過ぎには西舞鶴駅に着くみたい。
冒険する元気もなかったので、特急で綾部まで行って、そこから普通列車に乗り換えて西舞鶴駅へ行くことにしました。



列車は渓谷の間を縫って日本海側へ走って行きました。

綾部で普通列車に乗り換えて、時間がかかる理由がわかりました。
西舞鶴駅の路線は単線で、もともと列車が1時間に1本くるかどうかの路線でした。
だから乗り換えに74分もかかるんだ。
（あと、久しぶりに電車じゃなくて、ディーゼル列車に乗りました）

昨日のうちに舞鶴まで来てた方がよかったかも。
そして朝から舞鶴近くを観光する、という手もあったかもしれない。
などと考えてるうちに、西舞鶴駅に着きました。



駅からはタクシーでクルーズターミナルへ。



道沿いに、歓迎の捨て看板がいっぱい立っていました。
（この場合は捨てずに回収するんだろうから、案内看板でいいのかな）



15：10ごろ、クルーズターミナルへ到着。
クルーズターミナルの中に入ると、日本人客が10名ほど座っていたので、わたし達もそばの椅子に腰かけて、乗船開始を待つことに。


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